【6月28日 AFP】ケニアの首都ナイロビのギコンバ(Gikomba)市場で27日、火災が発生し、15人が死亡した。ナイロビ最大級のこの露天市場では、過去にも数回、火災が発生しており、約1年前の火災では大部分が消失した。

 地元の当局者は「今朝の悲劇で15人が死亡した」と述べ、火災は木材置き場で発生したとみられているが、「原因はまだ明らかになっていない」と話した。

 ギコンバ市場で過去に発生した火災は、粗雑な配線が原因とされてきた。関係者によれば、ここ数か月のうちに小規模の火災が何件も発生したという。

 火災は未明に発生。70人以上が負傷し、木材や防水シートでできた露店の多くが損壊した。ナイロビ東端に位置するこの市場では、古着や中古の靴の他、野菜などの食料品が販売されている。

 警察当局によれば、数人が行方不明になっており、現場では救急隊らが捜索活動を続けているという。(c)AFP/Tristan MCCONNELL