【6月28日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のビリー・エプラー(Billy Eppler)ゼネラルマネジャー(GM)が27日、右肘を負傷した大谷翔平(Shohei Ohtani)について、今季は少なくとも打者として復帰する予定だと明かした。

 MLB専門チャンネルのMLBネットワーク(MLB Network)のラジオ放送に出演したエプラーGMは、今月初めに受けた多血小板血漿(けっしょう)(PRP)療法の進展に「関係なく」、大谷が「打者として復帰する可能性がある」と話した。

 エンゼルスがPRP療法を選択した背景には、腱を交換する手術を回避したいのに加え、二刀流としての大谷の今季中の復帰を望んでいることがある。エプラーGMによれば、単に指名打者(DH)としてならば、すでに再びフィールドに立てる状態だという。

 今季、1世紀前に活躍したベーブ・ルース(Babe Ruth)氏以来となる本格的な二刀流に挑戦している大谷は、打者として打率.289、6本塁打を記録しているだけでなく、投手としては4勝1敗、防御率3.10、61奪三振の数字を残している。(c)AFP