【6月28日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は27日、グループFの試合が行われ、スウェーデンが3-0でメキシコを下し、決勝トーナメント進出を決めた。メキシコも同日の試合でドイツが韓国に敗れたため、16強入りを果たしている。

 スウェーデンはこの勝利で、縁もなさそうだったグループ首位での勝ち抜けを決めた。

 欧州予選でイタリアとのプレーオフを制してなんとか本大会に駒を進めていたスウェーデンは、フィジカルを生かしたプレーを披露。後半にルドビク・アウグスティンソン(Ludwig Augustinsson)のゴールで先制すると、アンドレアス・グランクヴィスト(Andreas Granqvist)のPKで追加点を奪い、さらにメキシコのエドソン・アルバレス(Edson Alvarez)のオウンゴールで点差を広げた。

 スウェーデンとメキシコは、決勝トーナメント1回戦でグループEのブラジル、スイス、セルビアのうちいずれかとの対戦が見込まれている。

 メキシコは、全チームに勝ち抜けの可能性があるグループの首位に立ってこの試合を迎えたが、より緊張していたようだった。

 3点目を奪われたメキシコは、別会場で戦うドイツが決勝点を挙げれば敗退を喫するという危機的状況に追い込まれたが、韓国がアディショナルタイムに2点を挙げたことで、グループ2位での勝ち抜けが決まった。

 メキシコは、母国開催となった1986年大会以来となる決勝トーナメント初戦での勝利を目指すためには、素早く立ち直らなければならない。(c)AFP/Peter STEBBINGS