【6月27日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は26日、グループCの試合が行われ、ペルーがアンドレ・カリージョ(Andre Carrillo)とパオロ・ゲレーロ(Paolo Guerrero)の得点により2-0でオーストラリアに勝利した。

 この結果、オーストラリアのW杯での戦いは終わりを迎えた。

 サッカルーズ(Socceroos、豪代表の愛称)が2006年大会以来となるベスト16に進出するためにはこの試合に勝利する必要があったが、前半18分にカリージョに得点を許すと、後半開始直後にはゲレーロにもゴールを決められ、その望みは絶たれた。

 オーストラリアはグループCですでに敗退が決定していたペルーに続く形で、母国に帰ることになった。しかし、W杯で待望の勝利を手にしたペルーは上機嫌だった。

 ペルーはこの試合の前に敗退が決定していたが、それでも同国の特徴である白と赤の2色をまとった多くの人が会場に駆け付け、サポートをした。

 ペルーのファンは4万4073人の観衆の大部分を占めており、カリージョがペルーにとって1982年大会以来となるゴールを決めると、スタジアムは沸騰した。

 1978年のアルゼンチン大会でイランに4-1と勝利してからW杯で9試合ぶりの白星を飾ったペルーは、長い間W杯の舞台から遠ざかっていた中でついに本大会への出場を果たし、ロシアで見せたパフォーマンスが今後の土台になることを願っている。

 オーストラリアがグループCを突破するにはデンマークがフランスに敗れる必要があったが、最終的にはたとえオーストラリア戦の結果がどんなものになっていても無駄に終わっていた。

 デンマークは0-0のドローで試合を終え、フランスに次いで2位通過を決めている。

 オーストラリアがW杯でグループステージ突破を逃すのは、これで3大会連続となった。

 ベルト・ファン・マルワイク(Bert van Marwijk)監督が率いるオーストラリアはデンマーク戦での勝ち点1しか今大会は挙げられず、フランスとペルーにはそれぞれ敗れている。(c)AFP