【6月12日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のビリー・エプラー(Billy Eppler)ゼネラルマネジャー(GM)は11日、右肘の靱帯(じんたい)を損傷した大谷翔平(Shohei Ohtani)がシーズン絶望となることを覚悟してトミー・ジョン(Tommy John)手術に踏み切るという報道を否定した。

 米スポーツ専門チャンネルESPNは10日、投手と打者の両方でリーグに旋風を巻き起こし、貴重な二刀流の選手として「日本のベーブ・ルース(Babe Ruth)」と呼ばれる大谷が肘にメスを入れ、2020年まで戦列を離れる可能性があると伝えたが、エンゼルスのエプラーGMは11日に報道内容を否定し、MLB専門チャンネルのMLBネットワーク(MLB Network)に対して同選手のコンディションは変わっていないと述べた。

 8日の球団発表で右肘にグレード2(部分断裂)のUCL(内側側副靱帯)損傷を負っていると明かされた大谷は、現時点で3週間戦列を離れる見通しで、多血小板血漿(けっしょう)(PRP)と幹細胞による治療による効果が表れることが期待されており、エプラーGMは「大谷の診断について変化はなく、チーム医師や医療スタッフはいずれも(トミー・ジョン手術の)推奨または可能性について明言していない」とコメントした。

 今季の通算戦績が37勝29敗で、ア・リーグ西地区の首位に立つシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)と同2位のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に食らいつきたいエンゼルスにとって、大谷の故障は大打撃になるとみられる。

 UCLが関係する肘の故障を抱えた投手は、問題の箇所を修復するためにトミー・ジョン手術をする場合があり、そうなれば長期のリハビリが必要となる。ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)も今年4月、コーリー・シーガー(Corey Seager)遊撃手が右肘靱帯の手術に踏み切り、今季の出場は絶望となる事態に直面した。(c)AFP