【5月28日 AFP】18F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2018)は27日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が2年前の雪辱を果たして優勝を飾った。

 2年前のモナコGPでは、ピットストップでのミスに見舞われて優勝を逃していたリカルドは、ポールポジションからスタートすると、エンジンに慢性的な問題を抱えながらも、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)から受けたプレッシャーを幾度もかいくぐり、勝利を手にした。

 リカルドは自身初となるモナコ制覇で今季2勝目、通算7勝目を飾った。

「とんでもない仕事をやってくれた、君はわれわれのヒーローだ!」とリカルドに伝えたレッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、リカルドのマシンのエンジンの一部が故障し、1周で2秒ずつタイムを落とすような状態だったと明かした。

 リカルドは7秒3差でベッテルを2位に抑え込み、3位にはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が続いた。

 リカルドは「2年越しの勝利。ようやく約束を果たしたような気分だ。問題があって、レース中にはさまざまなことに対処しなければならなかった。パワーを感じなくなって、もう終わったと思った。レース中盤には疑念もあったけれど、僕らはモナコで勝った。いい気分だ」と歓喜のコメントを残した。

 4位にはフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、以下メルセデスAMGのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、フォースインディア(Force India)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)、ルノー(Renault)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が続き、9位には20番グリッドからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が入った。(c)AFP