【4月25日 AFP】イタリア・セリエAのカリアリ(Cagliari Calcio)は24日、薬物検査で陽性反応を示したFWジョアン・ペドロ(Joao Pedro)に対し、同国反ドーピング機関が4年間の出場停止を求めたことに不満を訴えた。

 ペドロからは、2月11日のサッスオーロ(US Sassuolo)戦、同17日のキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)戦後の検査で禁止薬物に指定されている利尿薬のヒドロクロロチアジド(hydrochlorothiazide)が検出された。

 カリアリは「要請された出場停止の長さに驚いた。クラブはジョアン・ペドロの忠義心、人として、選手としての誠実さを強く信じている」と発表している。

 26歳のペドロは、無意識のうちにヒドロクロロチアジドが含まれているサプリメントを摂取したと主張しており、弁護士は選手の無実は証明される見通しだと自信を持っている。

 今季6点を決めているペドロは、クラブから無期限の出場停止処分を科されている。ペドロは今季セリエAで薬物検査で陽性反応を示した2人目の選手となった。

 ベネベント(Benevento Calcio)のキャプテン、ファビオ・ルチョーニ(Fabio Lucioni)は、昨年9月のトリノ(Torino FC)戦後の薬物検査で筋肉増強剤の一つであるクロステボール(clostebol)の陽性反応を示し、1月に1年間の出場停止処分が言い渡された。

 また、ベネベントのチームドクターには、スプレーでルチョーニにクロステボールを投与したとして4年間の資格停止処分が科されている。(c)AFP