【3月28日 AFP】2012年ロンドン五輪の競泳男子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得したダニエル・ギュルタ(Daniel Gyurta、ハンガリー)が27日、現役引退を表明した。

 2009年から2013年にかけて世界水泳選手権(FINA World Championships)の同種目3連覇を達成している28歳のギュルタは「引退は簡単な決断ではなかった」と話している。

「だが最近は90パーセントのパフォーマンスしかできていなかった。常に110パーセントを尽くしてきた選手にとって、それは十分ではないんだ」

 ギュルタは2013年、世界選手権の開幕前に心臓まひで亡くなったライバルのアレクサンダー・ダーレ・オーエン(Alexander Dale Oen、ノルウェー)の両親に同大会で獲得したメダルのレプリカをささげ、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)国際フェアプレー賞(UNESCO International Fair Play Award)を受賞している。(c)AFP