【3月27日 AFP】サッカーアルゼンチン代表の主将リオネル・メッシ(Lionel Messi)は26日、自分と同世代の選手があと一歩で主要大会のタイトルを逃し続けていることをふまえ、W杯ロシア大会(2018 World Cup)ではその雪辱に燃えていることを認めた。

 メッシを擁するアルゼンチンは、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝で延長戦の末にドイツに敗れると、2015年と2016年のコパ・アメリカ(Copa America)決勝でもチリに苦杯をなめた。

 フォックス・スポーツ(Fox Sports)とのインタビューに応じたメッシは「僕らの借りは僕らで返すべきであり、国民が負うものではない。チームは常に全力を尽くし、3大会で決勝に進んだ。それほど昔のことではない」と語った。

 アルゼンチンでは副主将のハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)がW杯後の代表引退を表明しており、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)やアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)らが30歳でロシア大会を迎える。

 W杯期間中に31歳の誕生日を迎えるメッシは「僕らにとってW杯は常に大きなチャンスだけれど、今回は今まで以上にそう考えている。なぜなら大会後には中心的な世代がいなくなり、世代交代が進むからだ。アルゼンチンはイメージや歴史から、毎回優勝候補に挙げられている。だけど今年は違う。ドイツやフランスの方が僕らより優位だ」と語った。

 英マンチェスターで行われた23日の試合でイタリアに2-0で勝利し、27日にはマドリードでスペインとの親善試合を控えているアルゼンチンは、W杯でアイスランド、クロアチア、ナイジェリアと同組のグループDに入っている。アルゼンチンがW杯で最後にトロフィーを掲げたのは、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が最優秀選手(MVP)に選出された1986年大会が最後となっている。(c)AFP