【2月23日 AFP】2010年の大地震で被災したハイチに派遣された英国の国際NGO「オックスファム(Oxfam)」職員の買春疑惑で、ハイチ政府は22日、ハイチ政府による調査が終了するまで2か月間の業務停止をオックスファムに命じた。

 ハイチ企画対外協力行政省は、オックスファムはこの事件が起きた当時、現地当局への速やかな報告を怠るという「重大な過ち」を犯したと述べた。同国政府の声明はこの疑惑を「ハイチ人の尊厳に対する重大な冒涜(ぼうとく)」だとしている。

 地震の1年後にオックスファムが実施した調査によると、職員7人が、オックスファムが家賃を支払っていた住居に売春婦を連れ込んでいたとされる。

 オックスファムは19日、買春疑惑への従来の対応と現地当局への速やかな報告を怠ったことについてハイチ政府に公式に謝罪した。(c)AFP