【2月17日 AFPBB News】夜空をゆらゆら照らす無数の光る風船──。神奈川県藤沢市で17日、人気観光地の江の島をさまざまなイルミネーションで彩るイベント「湘南の宝石」がフィナーレを迎えた。夕闇迫る中、多くの家族連れが風船を手に島の頂を目指す列が続いた。

 同イベントは1999年に始まり、2012年には夜景観光コンベンション・ビューローが主催する「関東三大イルミネーション」に選ばれるなど、市民や観光客に親しまれている。期間中は、シャンデリアやミラーボールなどの作品が展示され、来場者数は過去最高の13万人の見込み。最終日の18日までの2日間は、LED(発光ダイオード)電球を入れた合計600個のライトバルーンが用意され、来場者たちがバルーンを手に島内のゴールまで歩く体験型パフォーマンスが行われた。

 横浜市から4歳の長女と訪れた丹後有紀子(Yukiko Tango)さん(41)は、「ただ鑑賞するだけではなく、バルーンを並んで受け取り気をつけて運ぶことで、子どもが何かを感じているようだ。いい体験ができた」と話した。(c)AFPBB News