【1月10日 AFP】ミャンマーの警察は10日、国家機密法違反の容疑で逮捕されていたロイター通信(Reuters)の記者2人の裁判を正式に要請した。ヤンゴン(Yangon)の裁判所の判事が明らかにした。

 いずれもミャンマー人のワ・ロン(Wa Lone)記者(31)とチョー・ソウ・ウー(Kyaw Soe Oo)記者(27)は招かれて出席したヤンゴン(Yangon)郊外での夕食会で警察官2人から国家機密文書を受け取ったとして先月13日に逮捕されていた。

 同判事は、警察は国家機密法3条1項(c)に基づき2人の裁判を求めたと述べた。この条文は「敵に利用される」恐れがある「公文書あるいは公的情報の取得、収集、記録、出版」をした者を罰するもの。有罪になれば最長14年の禁錮刑が言い渡される可能性がある。

 両記者は、昨年8月以降イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の人たち約65万5000人がバングラデシュに逃れたラカイン(Rakhine)州での政府軍の作戦を報道していた。

 ミャンマー当局はイスラム少数派武装勢力の取り締まりでの軍の不法行為を否定している。ミャンマー国内でこの件は非常に感情を刺激する問題となっている。

 ロイター通信は記者らは不法行為を一切していないと主張し、両記者の家族は2人は策略を仕掛けられたとほのめかしている。欧米をはじめ世界から2人の釈放を求める声が上がっている。

 2人は今月23日に再び出廷し、裁判所がミャンマーの古い司法制度の下で警察の要請を受理するかどうか決める。(c)AFP