【12月29日 AFPBB News】戦国大名の北条氏が拠点としていたことで知られる神奈川県小田原市の小田原城(Odawara Castle)を大輪の花々で彩るライトアップイベント「小田原城冬桜イルミネーション~光と音が織りなすファンタジーショー~」が開催されている。訪れた外国人観光客やカップルたちが、冬の澄み切った空気に浮かび上がる城の威容と光の芸術を楽しんだ。

 今回が初の試みとなる同イベントでは、天守閣や本丸広場に設置された8台の可動式ライトが、オリジナル楽曲などに合わせ、桜や菊、梅や水玉模様を次々と映し出す仕組み。また、鑑賞者がセンサーを触ると反応して音と光が出される体感型演出もある。

 耐震改修工事などを含む「平成の大改修」を行い昨年5月にリニューアルオープンした同城。小田原市観光協会によると、今回のイベントによって観光客や地元住民の再訪が増えたという。孫と一緒に訪れた同市在住の渡辺正弘(Masahiro Watanabe)さんは、「(天守のほかに)地面に映った光の花や木の影がきれい。いろんな種類を見てみたい」と話した。点灯は午後5時から9時、2018年3月4日まで。(c)AFPBB News