【11月21日 AFP】ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領は21日、閣議を招集したものの、大半の閣僚が出席しなかったと、国営メディアが報じた。

 政府系日刊紙ヘラルド(Herald)電子版は、「ムガベ大統領がけさ閣議を招集したが、閣僚らが出席しなかったため開かれなかった」と伝えた。

 AFPの特派員によると同日午後、大統領の弾劾手続きを開始するために議会が開会された。かつてムガベ大統領を支持していた与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の議員らが、他党の議員らとともに出席する。

 同国では、ムガベ大統領がエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)副大統領を解任したことをきっかけに軍が介入に踏み切った。閣僚らによるボイコットで、窮地に立つムガベ氏には一層の圧力がかかることになった。(c)AFP