【11月13日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選プレーオフ第2戦、クロアチアは0-0でギリシャと引き分け、2戦合計スコア4-1でW杯出場を決めた。

 とりわけ後半に堅い守備を披露したクロアチアは、第1戦でつけた4-1の大差をキープ。2010年の南アフリカ大会(2010 World Cup)こそ出場を逃しているが、今回で通算5回目の本大会行きを決めた。

 10月にアンテ・チャチッチ(Ante Cacic)前監督が解任された後、急きょ指揮官の座に就いたズラトコ・ダリッチ(Zlatko Dalic)監督は「ザグレブ(Zagreb)での初戦は良い試合ができていたが、きょうは難しかった。(第1戦が)1-0だったらもっと難しくなっていただろう。われわれは良いチームだし、それがロシアへ行けないのは、われわれ以外のみんなのためにも良くない」と語った。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するルカ・モドリッチ(Luka Modric)は「タフな試合になった。自分たちのサッカーができなかったが、重要なのは結果だ。きょうはギリシャが良いプレーをして押し込まれたけど、決定的な場面は一つもなかった」とコメントしている。

 一方、ギリシャは散々な出来だった第1戦からミヒャエル・スキッベ(Michael Skibbe)監督が先発の半数を変更し、出場停止から戻ったコスタス・マノラス(Kostas Manolas)がクロアチアのニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)を抑えたが、逆転はならなかった。

 スキッベ監督は「残念ながら、第1戦のザグレブで見せたひどすぎる内容がわれわれにとって大きな代償になった。あの試合はあまりにもミスが多かった。今夜のわれわれは素晴らしく、クロアチアは良くなかった。第1戦はその逆だった」と話した。(c)AFP