【9月23日 AFP】男子テニスの国際大会レーバー・カップ(Laver Cup)は22日、チェコ・プラハ(Prague)で初日が行われ、マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)がシングルスで勝利した欧州チームが、合計ポイント3-1でワールドチームから先手を奪った。

 しかし、この日の最後に行われたダブルスでは、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)/ジャック・ソック(Jack Sock、米国)組がラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)/トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)組を6-3、6-7(7-9)、10-7で下し、ワールドチームに初ポイントをもたらしている。

 世界ランキング1位のナダルは、一進一退の攻防の末に最後はスーパータイブレークで敗れながらも、「きょうの結果には満足している。ものすごく競り、負けてもおかしくなかった試合もいくつかあったが勝ち切れた」、「3-1で眠りにつくことができてハッピー。明日はまた新しい気持ちで臨む」と満足感を口にした。

 ビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)監督が世界ランク2位のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を温存する決断を下した中、欧州チームは同5位のチリッチが19歳のフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)を7-6(7-3)、7-6(7-0)で退け、開幕カードを奪った。

 キープ合戦となった第2試合では、世界7位のティエムが同17位のジョン・イズナー(John Isner、米国)を6-7(15-17)、7-6(7-2)、10-7で破り、欧州チームのリードを2-0に拡大。第3試合では、世界4位で20歳のズベレフが18歳のデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)を7-6(7-3)、7-6(7-5)のストレートで下し、年少選手対決を制している。

 今年が第1回大会となるレーバー・カップでは、1日4試合(シングルス3試合、ダブルス1試合)が行われ、1試合を勝つごとに初日(22日)は1ポイント、2日目(23日)は2ポイント、最終日(24日)は3ポイントが各チームに与えられる。(c)AFP