【7月27日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は26日、米ワシントン(Washington)州のフェデックス・フィールド(FedEx Field)で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は移籍騒動の渦中にあるネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のゴールにより、1-0でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を下した。

 2億2200万ユーロ(約287億円)でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)行きが取り沙汰されているブラジル代表のネイマールは、PSGがためらうことなく史上最高額の移籍金を支払おうとする理由をピッチで示した。

 今大会2試合で3点目を挙げたネイマールの活躍で勝利したバルセロナは、ユナイテッドにプレシーズン初黒星をつけた。ユナイテッドはバルセロナの2枚看板であるネイマールとリオネル・メッシ(Lionel Messi)に苦しめられた。

 前半31分にネイマールは、ペナルティーエリア内でアントニオ・バレンシア(Antonio Valencia)からボールを奪うと、そのままターンしてゴールに流し込んだ。この得点を守ったバルセロナは、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)新監督の下で2連勝を飾った。

 2-1で勝利したユベントス(Juventus)戦からメンバーを入れ替えたバルベルデ監督は、ネイマールとメッシに加えルイス・スアレス(Luis Suarez)、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)、サムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)、ネルソン・セメド(Nelson Semedo)、セルジオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)、そして19歳のカルレス・アレニャ(Carles Alena)らを先発で起用した。

 対するユナイテッドは、PK戦の末勝利を収めたレアル・マドリード(Real Madrid)戦から8人を入れ替え、2試合連続で先発したのは主将のマイケル・キャリック(Michael Carrick)、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)、ジェシー・リンガード(Jesse Lingard)の3人だけだった。

 米国遠征最後の試合で敗れたユナイテッドは、これまでにレアル、マンチェスター・シティ(Manchester City)、レアル・ソルトレーク(Real Salt Lake)、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に勝利していた。

 30日にノルウェー・オスロ(Oslo)でバレレンガIF(Valerenga IF)と試合を行うユナイテッドは、その後アイルランドでのサンプドリア(Sampdoria)戦を経て、8月8日にレアルとのUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)に臨む。

 一方のバルセロナは、29日にマイアミ(Miami)でレアルとの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」を控えているが、依然としてネイマールがいつまでチームにとどまるのかは不透明な状況となっている。(c)AFP/Shahzad ABDUL