【7月24日 AFP】第17回世界水泳選手権(17th FINA World Championships)は23日、競泳競技が開始され、米国のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)が2種目で金メダルを獲得した。

 ハンガリー・ブダペスト(Budapest)で開催される今大会で20歳のレデッキーはまず、女子400メートル自由形で史上初の大会3連覇を達成。この日の予選で自らが記録した大会新をさらに更新する3分58秒34でフィニッシュし、2位に同胞のリア・スミス(Leah Smith)、3位に中国の李乗傑(Bingjie Li)を抑え込んだ。

 さらにレデッキーは女子4×100メートル自由形リレーでも母国の優勝に貢献。世界選手権での通算メダル獲得数を11として、ミッシー・フランクリン(Missy Franklin、米国)に並んだ。米国はオーストラリアを2位に抑え、3位にはオランダが入った。米国代表勢では男子も4×100メートル自由形リレーで金メダルを手にしている。

 レデツキーは「米国チームにとって良い初日になりました。2種目で優勝できてうれしい」とコメントしている。

 一方で、スウェーデンのサラ・ショーストレム(Sarah Sjostrom)が女子リレーの第1泳者としてこの日唯一の世界記録をたたき出した。

 スウェーデンは5位に終わったもののショーストレムは51秒71を記録し、女子選手としては史上初となる100メートルでの52秒切りを達成している。

 これで28日に行われる女子100メートル自由形の本命候補に浮上したショーストレムは、この日行われた100メートルバタフライ準決勝では最速タイムを記録して、24日の決勝に駒を進めている。(c)AFP/Peter MURPHY