【6月23日 AFP】ルーカスフィルム(Lucasfilm)は22日、人気SF映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」のスピンオフ作品第2弾の監督に、米アカデミー賞(Academy Awards)受賞監督のロン・ハワード(Ron Howard)氏を迎えると発表した。

 米娯楽誌バラエティ(Variety)によると、当初監督を務めていたフィル・ロード(Phil Lord)、クリストファー・ミラー(Christopher Miller)両氏はユーモアやアドリブを増やすことを主張してルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ(Kathleen Kennedy)社長や脚本のローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)氏と意見が対立し、降板していた。

 ロード、ミラー両氏は大ヒットアニメ映画『LEGOムービー(The Lego Movie)』や『21ジャンプストリート(21 Jump Street)』を共同監督したことで知られている。一方のカスダン氏は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)』や『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(Return of the Jedi)』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)』で脚本を共同執筆した、スター・ウォーズの大物といえる人物。

 ハワード氏がルーカスフィルムで制作した映画には1988年公開のファンタジー映画『ウィロー(Willow)』があるが、同監督は『バックマン家の人々(Parenthood)』、『アポロ13(Apollo 13)』、そしてアカデミー賞の最優秀監督賞に輝いた『ビューティフル・マインド(A Beautiful Mind)』などの作品でよく知られている。

 スター・ウォーズ最新作となるスピンオフ作品第2弾の撮影は7月10日に再開される予定。若き日のハン・ソロ(Han Solo)を中心にストーリーが展開する。タイトルは未定で、2018年5月25日に公開予定。

 今回、密輸をなりわいとするならず者、ハン・ソロの青年時代を演じるのはオールデン・エアエンライク(Alden Ehrenreich)。1977年公開のシリーズ第1作とその続編でハン・ソロを演じたハリソン・フォード(Harrison Ford)は大スターとなった。

 スピンオフ作品第1弾の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One: A Star Wars Story)』は昨年12月に公開され、興行収入は全世界で約10億ドル(約1100億円)とされている。(c)AFP