【6月6日 AFP】アフガニスタンのアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領は6日、首都カブール(Kabul)市内の在外公館が集まる地区で先週発生した自動車爆弾による爆発事件の死者数が、当局が当初発表していた90人を大幅に上回る150人超だったことを明らかにした。

 ガニ大統領は、カブールで行われた国際会議で「無実のアフガニスタンの息子、娘たちが150人以上犠牲となり、やけどを負ったり(手や足を)失ったりした300人以上の負傷者が病院に搬送された」と述べた。

 カブールでは2日、今回の爆発事件をきっかけに、数百人が政府の治安対策を批判するデモを行い、警察と衝突。当局が実弾を空に向けて発射したり、催涙ガスや放水銃を使用したりしてデモ隊を排除しようとした際、4人が死亡している。

 さらに、その際死亡したデモ参加者の一人で、有力上院議員の息子だった男性の葬儀が3日に行われた際、参列者が並ぶ中で自爆犯が爆発を引き起こし、少なくとも7人が死亡している。(c)AFP