【5月30日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は29日、チーム再生を託す次期指揮官として、スペイン出身のエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)氏と2年契約を交わしたと発表した。

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長は、記者会見の席で「バルベルデ氏には能力、判断力、知識、そして経験がある。若手を引き上げ、バルサの流儀を貫ける」と語った。

 契約では3年目のオプションも含まれているという53歳のバルベルデ氏は、来月1日に正式な新監督としてお披露目されることになっている。

 現役時代にバルセロナでプレーした経歴を持つバルベルデ氏は、4年間務めたアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)の監督を前週退任したばかりで、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)前監督に代わり、リオネル・メッシ(Lionel Messi)をはじめ、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)らスター軍団の実力を最大限に生かす仕事を担うことになった。

 エンリケ前監督は、27日に行われたアラベス(Alaves)とのスペイン国王杯(Copa del Rey 2016-17)決勝でチームを勝利に導き、バルセロナを率いた3年間で9個目のトロフィーを手にして退任した。(c)AFP