【5月28日 AFP】17F1第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2017)は27日、予選が行われ、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が自身9年ぶりとなるポールポジションを獲得し、フェラーリ(Ferrari)勢は同グランプリでは2008年以来となるフロントロー独占を果たした。

 37歳のライコネンは2008年のフランスGP(France Grand Prix)を最後に128レースでポールを逃していたが、この日のセッションでは圧倒的な走りをみせ、サーキット新記録となるファステストラップ1分12秒178をたたき出した。2番手には0.043秒差でチームメートのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が続いた。2008年のモナコGPでは、フェリペ・マッサ(Felipe Massa)がポールを獲得し、ライコネンが2番手に続いていた。

 3番手にはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が入ったが、チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はQ3に進出できず、14番手に沈んだ。

 4番手以降にはレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)とダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、フォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、ハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が続いた。

 インディカー・シリーズのインディアナポリス500(Indianapolis 500)に出場するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の代役として出場したジェンソン・バトン(Jenson Button)は、チームメートのストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)を抑え、9番手に入った。

 しかしながらバトンはエンジン交換のために15グリッド降格の処分を受けており、ハミルトンは決勝で13番グリッドからのスタートとなる。

 バトンは、「十分満足している。今年唯一の予選で9番手だからね。とはいえ、(決勝の)スタートは20番手だ」とコメントしている。(c)AFP