【5月19日 時事通信社】韓国の文在寅大統領は19日、朴槿恵前大統領(収賄罪などで起訴)をめぐる国政介入事件の捜査を指揮していたソウル中央地検トップの李永烈氏を更迭した。政界の捜査を手掛け、巨大な権限を握るソウル中央地検はかねて改革の必要性が叫ばれてきた。トップ人事の断行で文政権が検察改革に着手したとの見方が出ている。

 李氏は4月、会食の席上、法務省検察局幹部や部下に最大100万ウォン(約10万円)を不正に手渡した疑いがある。一方、受領側は国政介入事件の疑惑対象者の立件をめぐり手心を加えた疑惑が指摘されている。文氏は監察を続けるために李氏の辞意を受け入れず、代わりに釜山高検次長へ左遷。綱紀粛正を理由に徹底追及する構えを示し、新たなトップに大田高検検事の尹錫悦氏を抜てきした。(c)時事通信社