ロッベン劇的弾、バイエルンがライプツィヒとの乱打戦制す
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【5月14日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は13日、第33節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は終盤にアリエン・ロッベン(Arjen Robben)が見事な独走から決勝ゴールを決め、RBライプツィヒ(RB Leipzig)との乱打戦を5-4で制した。
ブンデスリーガ5連覇を決めているバイエルンは、ライプツィヒに3-4とリードされて迎えた後半ロスタイムにダビド・アラバ(David Alaba)の直接FKで同点に追いつくと、終了間際には33歳のロッベンが疲労した相手DFを脚力で振り切って決勝点を奪い、白熱の頂上対決で逆転勝利を収めた。
バイエルンのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「とんでもない試合だった。最初は苦労したが、最終的にはこのものすごい結果にふさわしかった。どちらも素晴らしいサッカーをしたが、守備の甘さもあった」とコメントしている。
土壇場の勝利で2位ライプツィヒとの勝ち点差を13に広げたバイエルンは、次週ホームで行われる最終節のSCフライブルク(SC Freiburg)戦で、主将フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)が優勝トロフィーを掲げる。
一方、敵地で0-3の完敗を喫した2016年12月の対戦の雪辱を狙ったライプツィヒは、勝利まであと数分としていただけに悔しい逆転負けとなった。
それでも、エースのティモ・ヴェルナー(Timo Werner)は2得点でリーグ戦のゴール数をドイツ人最多となる21に伸ばし、次週17日に発表されるコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)のドイツ代表入りをほぼ確実にしている。
得点王争いでは、バイエルンのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2得点を挙げてゴール数を30に伸ばし、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)を1ゴール上回り、残り1節で再び単独トップに立った。
バイエルンとライプツィヒがどちらも来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)の本戦出場権を確保しているのに対し、本戦出場の最後の1枠である3位争いは、最後までもつれることになった。
3位ドルトムントは、FCアウクスブルク(FC Augsburg)と1-1で引き分けた。アウクスブルクのアルフレズ・フィンボガソン(Alfred Finnbogason)に先制を許すと、オーバメヤンの同点弾ですぐに追いついたものの、勝ち越すまでにはいたらなかった。
一方、4位1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)は、アンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)の2得点などでヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に5-3で勝利し、ドルトムントと勝ち点61で並んだ。
ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)の出場権争いでは、5位ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)と、6位フライブルクが一歩リードしている。
すでに降格の決まっているダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)と対戦したヘルタは、サロモン・カルー(Salomon Kalou)のゴールで先制すると、19歳のDFヨルダン・トルナライア(Jordan Torunarigha)がクラブ初得点となる追加点を記録して2-0で勝利した。フライブルクは1-1でFCインゴルシュタット(FC Ingolstadt 04)と引き分けた。
残留争いでは、17位インゴルシュタットの降格も決まった。ハンブルガーSV(Hamburger SV)が1-1でシャルケ04(Schalke04)と引き分けたため、1節を残してハンブルガーとインゴルシュタットの勝ち点差が4に開いた。(c)AFP/Ryland JAMES