【5月10日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)が9日、史上最高額を記録したポール・ポグバ(Paul Pogba)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)移籍について調査していることが明らかになった。

 フランス代表のMFポグバは、2016年8月にイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)から8930万ユーロ(約130億円)の移籍金でイングランド・プレミアリーグのユナイテッドに移籍。この移籍について調査を開始したとフランスメディアに報じられたことを受け、FIFAは報道を事実と認めた。なお、現時点で調査の詳細は明らかになっていない。

 ユナイテッドでプロ生活をスタートした24歳のポグバは、当時チームを指揮していたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の信頼を勝ち取ることができず、リーグ戦に3試合出場したのみでイタリアに渡った。

 イタリアでブレークしたポグバは、2012年から2016年にかけてユベントスのリーグ4連覇に貢献。2015年の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)ではFCバルセロナ(FC Barcelona)に1-3で敗れたものの、チームの決勝進出に貢献している。

 ユベントス時代にフランス代表の主力に定着したポグバは、二十歳の誕生日を迎えた1週間後の2013年3月、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)予選のジョージア戦で代表デビューを飾ると、本大会では最優秀若手選手に輝いている。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が就任したユナイテッドは、2016年に行われた欧州選手権(UEFA Euro 2016)で好パフォーマンスを披露したポグバの再獲得に乗り出すと、数週間にわたる騒動を経て両者は昨年8月に正式契約を結んだ。ポグバは今季公式戦約50試合に出場している。(c)AFP