【5月3日 AFP】ユベントス(Juventus)の守護神ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)は2日、若手主体のASモナコ(AS Monaco)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準決勝では、経験が有利に作用するとの見解を示した。

 3日に敵地ルイII世スタジアム(Stade Louis II)で行われる第1戦は、欧州屈指の攻撃力と守備力がしのぎを削る注目の一戦となる。

 レオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督が指揮を執るモナコは、今季公式戦合計150得点まであと一歩に迫るなど、攻撃的なサッカーで賞賛を集めている。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の率いるマンチェスター・シティ(Manchester City)との決勝トーナメント1回戦、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との準々決勝の4試合で3得点ずつ挙げているモナコは、2004年以来となる大会4強入りを果たしている。

 一方、ユベントスは準々決勝でリオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)ら豪華攻撃陣を擁するFCバルセロナ(FC Barcelona)を完封。2015年の準々決勝では、モナコに2試合合計スコア1-0で勝利を収めている。

 39歳のブッフォンは、「2試合計180分では経験が有利に作用するだろう。彼らには若さがあり、若さゆえの無謀さがある。僕も若い頃は負けるはずがないと考えていたことを思い出す」と語った。

「モナコは勇敢なチームだ。攻撃を好み、それをうまくやってのけている。監督には攻撃の哲学があり、今季は選手もゴールラッシュを続けている」

「僕らは彼らをリスペクトしているが、あした(3日)何が起ころうとも第2戦はオープンな展開になる。彼らが危険なことに変わりはないのだから」

 来季で契約が切れるブッフォンは、欧州カップ戦150試合目の出場が目前に迫っているが、2度決勝の舞台に立ちながらもチャンピオンズリーグではタイトルから見放されている。

 ユベントスは今季チャンピオンズリーグ制覇に万全の構えを見せており、決勝に進めばレアル・マドリード(Real Madrid)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の勝者と対戦する。

 今週末にもリーグ6連覇が決まるユベントスは、出場停止のサミ・ケディラ(Sami Khedira)に代わりクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)が中盤で出場する見込みとなっている。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「彼らは最近も多くのゴールを挙げている。そのゴール数が彼ら自身を物語っている。決勝に進むため、われわれは2試合最高のパフォーマンスをする必要がある」と語った。(c)AFP/Andy SCOTT