【4月17日 AFP】17F1第3戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2017)決勝で3位に終わったメルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が16日、レース中にチームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に順位を譲るよう指示を受けたことに失意をあらわにした。

 27歳のボッタスは、自身初のポールポジションで決勝を迎えたものの、リアタイヤのトラブルに苦しみ、優勝したフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、ハミルトンに次ぐ3位でフィニッシュした。

 トラブルが相次いだレースの終盤、メルセデスは無線でボッタスにハミルトンを先行させるよう指示を出した。ボッタスはその場面を振り返り、「レースドライバーとしてそれは最も聞きたくない言葉なんだ。個人的に好きなことではないが、僕はチームプレーヤーなので理解している」とコメントした。

「ルイスにはセバスチャンにチャレンジできるポテンシャルがあったから、僕はそうしたんだ。それは間違いない。最終的に逆転はできなかったけれど、チームのトライを僕は完全に理解している」

「個人的なレベルでは僕にとって厳しいものだが、それが人生なんだ。きょうは十分なペースで走れなかった。僕たちはその理由を見つけなければならない」

「全体としては僕にとって最高の週末だった。でもこれからはもっと最高なことが待っているよ」(c)AFP