【4月7日 AFP】マレーシアのナジブ・ラザク(Najib Razak)首相が7日、費用高騰と興行収入の減少を理由に、2018年に予定していたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)からの撤退を1年前倒しすると発表し、マレーシアGP(Malaysian Grand Prix)は今季限りで幕を閉じることになった。

 アジア地域で最も歴史あるF1開催地の一つとして知られていたマレーシアGPだが、同国政府は昨年、2018年を最後にGPレース開催を終了することを発表していた。

 ナジブ首相は声明で「政府はレース開催費用の高騰と低い収益を考慮し、2018年のGP開催から手を引くことに同意した」とコメントした。

 レースを主催するセパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)のラズラン・ラザーリ(Razlan Razali)最高責任者(CEO)も、GP開催終了でF1と合意に達したことを明らかにしている。

「私がサーキットに加わった9年前は、ホテルや航空会社といった投資家に見返りをもたらせていたが、残念なことにここ数年はテレビ視聴者や観客の数が急激に減少していた」(c)AFP