【3月15日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は15日、先日延期されたアジアカップ(2019 AFC Asian Cup)予選の北朝鮮対マレーシア戦を6月8日に行うと発表した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が先月、クアラルンプール(Kuala Lumpur)の空港で殺害されたことを受け、両国の大使は国外追放になり、自国内における滞在者を互いに出国禁止にしていた。

 マレーシア代表は今月28日、アラブ首長国連邦(UAE)で開催される2019年のアジアカップ予選の北朝鮮戦を平壌(Pyongyang)で行う予定だったが、マレーシア側は先週、安全上の観点から同地における代表チームのプレーを禁止。これを受けたAFCも、「外交的緊張の高まり」を理由に試合の延期を決定していた。

 AFCのウィンザー・ジョン(Windsor John)事務局長はこの日、報道陣に対し「北朝鮮対マレーシア戦は6月8日に開催される」としたうえで、「外交関係が改善されないことを受け、この試合は中立地で行う」と語った。(c)AFP