【2月23日 AFP】サッカーW杯の参加国が2026年大会から48か国に増えることについて、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長に対し、アフリカ側が出場10枠を求めていることが明らかになった。

 インファンティーノ会長は現在、数日間の日程でアフリカ大陸の各国協会会長と会談し、出場枠拡大と新しいサッカー発展プロジェクトについて説明を行っており、南アフリカサッカー協会(SAFA)のダニー・ジョーダン(Danny Jordaan)会長は22日、国内のラジオで「どの協会も拡大を支持しているし、アフリカは10枠を希望する」と語った。

 現行の32か国から48か国に拡大する案は、1月にFIFAの評議会で承認され、2026年大会から実施されることが決まった。48か国が3チームずつ16組に分かれてグループリーグを戦い、1位と2位のチームが決勝トーナメントに進む形となる。

 1998年のフランス大会から、アフリカは出場枠5を維持しているが、目立った成績は残せておらず、ベスト8が過去最高となっており、大陸から2か国が決勝トーナメントに進めたのも、2014年ブラジル大会(2014 World Cup)が初めてだった。

 南アフリカとは別の協会の会長は、匿名を条件にインファンティーノ会長との会談について明かし、「有意義な会合だった。FIFAの会長と直接、われわれの組織運営にかかわることについて話し合えたのは良かった」とコメントしていた。

 インファンティーノ会長本人は、滞在していた南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesberg)で報道陣に口を開かず、ジンバブエサッカー協会(ZIFA)のフィリップ・チヤングワ(Philip Chiyangwa)会長の誕生パーティーが行われるハラレ(Harare)へ飛んだ。

 24日にはウガンダを訪問し、同国連盟(FUFA)のヨウェリ・ムセベニ(Yoweri Museveni)会長と会う予定となっている。(c)AFP