【2月13日 AFP】中央アジアのトルクメニスタンで12日、大統領選挙が行われ、現職のグルバングルイ・ベルドイムハメドフ(Gurbanguly Berdymukhamedov)大統領が98%近い得票率で圧勝した。選挙管理委員会が13日、暫定結果として発表した。任期は昨年の憲法改正で5年から7年に延長されている。

 選挙管理委員会は首都アシガバート(Ashgabat)で行った記者会見で、有権者の97%が投票所に足を運んだと強調した。大統領選には他に8人が立候補していたが、形式的な対抗馬にすぎないとみられていた。

 元歯科医師のベルドイムハメドフ氏は、保健相を務めた後、サパルムラト・ニヤゾフ(Saparmurat Niyazov)前大統領の死去を受けて2006年に大統領に就任。昨年、憲法を改正して大統領の任期を7年に延長したほか、大統領選挙への立候補の年齢制限を撤廃し、終身大統領への道を開いた。

 アシガバートではベルドイムハメドフ氏に投票したとの有権者の声が聞かれた一方、AFP記者に対し投票に行かないと宣言した人も多く、選管の発表した数字には疑問も残る。(c)AFP