ヴェストハイゼン氏が危篤状態に、ラグビー元南ア代表主将
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【2月5日 AFP】ラグビー元南アフリカ代表主将で、運動ニューロン疾患のため闘病していたユースト・ファン・デル・ヴェストハイゼン(Joost van der Westhuizen)氏が4日、病院に緊急搬送され「危篤状態」にあることがわかった。同氏の財団が明かした。
現役時代はスクラムハーフを務め、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の一員として1995年のラグビーW杯(Rugby World Cup)で優勝を経験した45歳のヴェストハイゼン氏は、2011年に運動ニューロン疾患と診断された。
ヴェストハイゼン氏の財団はフェイスブック(Facebook)上で、「彼はきょう病院に搬送され、危篤状態にある」と声明を出した。
運動神経が選択的に障害される難病により、車いす生活を余儀なくされていたヴェストハイゼン氏は、診断時に余命2年から5年と宣告されていた。同氏は2013年、英BBCに対し「毎日が僕にとって最後の一日になるかもしれないと認識している」と話している。
南アフリカ代表としてテストマッチ89試合に出場し、38トライを記録したヴェストハイゼン氏は2003年に現役を引退。自身の財団では運動ニューロン疾患の認知度拡大に尽力している。(c)AFP