【1月14日 AFP】コートジボワール第2の都市ブアケ(Bouake)で13日、待遇改善を求めて反乱を起こしていた兵士らと政府との交渉が行われ、最終的な合意に達した。政府筋が同日夜、明らかにした。

 ブアケでは今月、兵士たちがボーナス、賃上げ、住宅手当などを求めて反乱を起こした。この反乱は他の都市にも広がった。1週間ほど前に暫定合意に達したものの、その履行に関する話し合いは13日にようやく始まった。

 ブアケに通じる道路で兵士らが銃を空に向けて撃つなど、13日は緊迫した状況が続いた。最大都市アビジャン(Abidjan)で最大の兵舎があるアクエド(Akouedo)地区や、北西部オディエンネ(Odienne)、東部ボンドゥク(Bondoukou)などでも銃声が終日鳴り響いた。

 ブアケの地元当局によると、反乱軍が兵舎に戻ることに同意したことを受けてブアケでは銃声が止んだ。この合意により反乱兵にはそれぞれ7500ユーロ(約91万円)相当のボーナスが支給される。この他にアラサン・ワタラ(Alassane Ouattara)大統領は治安部隊幹部の大刷新を命じた。(c)AFP