【1月14日 AFP】列車の遅延を苦々しく思った乗客が過激な手段で対抗した。ブルガリアで12日、普通列車に乗っていた乗客らが後発の急行列車の前に立ちはだかる事件が起きた。

 ブルガリア国鉄(BDZ)によれば、首都ソフィア(Sofia)からメズドラ(Mesdra)行きの普通列車はこの日、悪天候のために運行が遅れた。ようやく出発したものの今度は急行列車を先に通すために一時停車した。

 これに激怒したおよそ50人の乗客が列車から降り、隣接した線路で急行列車を待ち受けた。BDZによれば、時速60キロで走ってきた急行列車はわずか2メートル手前で止まったという。

 通報を受けて警察が出動したが、乗客らは自分たちが乗っていた普通列車を先に行かせない限り絶対に線路から離れないと断固主張。乗客らの意向が通って普通列車が先に出発した。(c)AFP