【1月4日 AFP】カリブ海(Caribbean Sea)の島国ハイチで昨年11月に行われた大統領選挙で、選挙管理当局は3日、ジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)氏(48)が当選したとの正式結果を発表した。

 ハイチの大統領選では、第1回投票で過半数の票を獲得した候補者がいれば、この時点でその候補者が当選となるが、モイーズ氏は55.6%の得票率を獲得したという。

 暫定選挙委員会の発表により、2015年10月から延々と続き、1年超もの間政治運営に支障を与えていた大統領選挙のプロセスに終止符が打たれることとなった。

 これまで政治経験のないモイーズ氏は来月7日、ジョスレルム・プリベール(Jocelerme Privert)暫定大統領の後を引き継いで新大統領に就任する予定。プリベール氏はミシェル・マルテリー(Michel Martelly)前大統領の任期満了後から、1年近くにわたって同職を務めたことになる。

 2015年10月の大統領選挙においてもモイーズ氏は勝利していたが、第三者機関によって大規模な不正が見つかり、投票結果が無効とされた。新たに11月に行われた投票では大きな問題は報告されていない。(c)AFP