【1月4日 AFP】ボリビア領アマゾンの先住民パカワラ(Pacahuara)の人々が、絶滅の危機に瀕している。パカワラを研究している人類学者によると、生存者として知られていた5人のうちの1人が、12月31日に死亡した。

 同国のサン・アンドレス大学(Universidad Mayor de San Andres)教授のウィグベルト・リベロ(Wigberto Rivero)氏は「ボリビア領アマゾンの最後のパカワラ女性の1人、バヒ(Baji)さん(57)が北東部の地元の村トゥフレ(Tujure)で死去した」と述べた。「彼女の部族は絶滅の危険がある」と同教授はツイッター(Twitter)に投稿した。

 パカワラは、ボリビアで確認されている36の先住民の一つ。狩猟、漁業、農業を営んで暮らしてきた。しかし、パカワラの人口は、別の先住民チャコボ(Chacobo)と結婚する人や、祖先の地を離れる人が増えた中で次第に減少していった。(c)AFP