【12月26日 AFP】チリ南部で25日、強い地震が発生し、一時津波警報が出されて住民が避難した。ただ、これまでのところ死者の情報はなく、被害は比較的軽微とみられる。

 地震の規模は、米地質調査所(USGS)によるとモーメントマグニチュード(Mw)7.7。一方、チリ緊急災害対策庁(ONEMI)はMw7.6と発表した。

 震源はチロエ島(Chiloe Island)南部の国立公園が集中する地域で、震源は浅かった。

 地震発生直後に津波警報が発令され、当局が高台への避難を住民に呼び掛けた。ONEMIによると、ロスラゴス(Los Lagos)では約4000人が避難。しかし、ONEMIのリカルド・トロ(Ricardo Toro)長官によれば警報はその後「警戒状態」に引き下げられた。ONEMIの速報では、これまでに人的被害は報告されていない。(c)AFP/Miguel SANCHEZ