【12月24日 AFP】サッカーイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2016)は23日、カタール・ドーハ(Doha)で行われ、ACミラン(AC Milan)が1-1で迎えたPK戦の末4-3でユベントス(Juventus)から勝利を収め、2011年以来となるタイトルを手にした。

 昨季、イタリア・セリエAとイタリア杯(Italian Cup 2015-16)の2冠を達成したユベントスは、序盤から試合を支配したものの、ミランはそれにしっかりと反応した。

 前半18分にユベントスは、ミラレム・ピャニッチ(Miralem Pjanic)のCKからジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が得点し先制。同36分にミランのユライ・クカ(Juraj Kucka)がチーム最初のシュートを放つまで、ユベントスはゲームを一方的な展開で進めた。

 それでもミランはハーフタイムを前に、スソ(Suso)のクロスにジャコモ・ボナベントゥーラ(Giacomo Bonaventura)がきれいに頭で合わせて同点ゴールを決めた。

 試合はそのまま90分間を終え、さらに延長戦でも決着がつかずPK戦に突入すると、ユベントスではマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)とパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)がシュートをミス。ジャンルカ・ラパドゥーラ(Gianluca Lapadula)が失敗したものの、最後はマリオ・パシリッチ(Mario Pasilic)がキックを成功させたミランは、10月のリーグ戦でも本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で1-0とリーグ戦首位のユベントスから勝利を挙げており、今季は2連勝を果たしている。

 勝利を喜ぶミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)監督は、この白星がチームにとってきっかけになることを願っている。

「この試合が新たな時代の幕開けになると、出発点になると考えたい。チームにとって自信になることを確信している」 (c)AFP/David HARDING