【12月13日 AFP】16クラブW杯(2016 FIFA Club World Cup)出場のため、12日に日本に到着したレアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、疲れた様子をみせながらも、同大会制覇へ向けて強い意気込みを語った。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)王者のレアルは、冷え込んだ横浜のピッチでクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を先頭にしてジョギングし、軽めの調整を行った。

 目を充血させたジダン監督は、AFPに対して「もちろん、長時間のフライトで非常に疲れている」としたうえで、「しかし普通のことだ。良い睡眠をとってリラックスし、調子を上げる」と話した。

 15日に決勝進出を懸け、北中米カリブ海王者のクラブ・アメリカ(Club America、メキシコ)と対戦するジダン監督は、「明日から、真剣な練習が始まる」と付け加えた。

「クラブW杯で優勝するためにやって来た。レアル・マドリードにとって、非常に重要な目標だ」

 クラブ記録となる35連勝を樹立し、スペイン1部リーグで先頭を走るレアルは12日、東京に到着。早朝にもかかわらず、空港では約300人のファンに歓迎された。

 現役時代、クラブW杯の前身となるトヨタヨーロッパ/サウスアメリカカップ(TOYOTA European/South American Cup、通称トヨタカップ)で、1996年と2002年の2度にわたって大会制覇を経験しているジダン監督は、笑みを浮かべながら「くたくただよ」としながらも、「選手たちは間に合うだろう。われわれは、素晴らしい連勝の最中にあるが、それは日々のトレーニングでひたむきに練習に励む、知的で高い質を誇る選手たちを擁しているが故だ」と語った。

「われわれは、3週間で9試合戦ってきたが、連勝を続けていきたい」

 同大会5度目の優勝を目指すレアルは、足首に手術を受けたギャレス・ベイル(Gareth Bale)を欠いて戦うことになるが、トニ・クロース(Toni Kroos)が右足骨折のけがから戦列に復帰している。(c)AFP/Alastair HIMMER