【6月19日 AFP】16F1第8戦ヨーロッパGP(European Grand Prix 2016)は18日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がポールポジションを獲得した。一方、ロズベルグのチームメートで、3回のフリー走行でトップタイムを計測したルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、クラッシュにより10番手スタートとなった。

 ドライバーズランキングで首位のロズベルグは、Q3の2回目のアタックでファステストラップ1分42秒758を計測すると、ハミルトンも2回目のアタックに臨んだが、コースが最も狭いセクションで右フロントタイヤをバリアに接触させてしまい、アタックをストップせざるをえなくなった。

 コースマーシャルがハミルトンのマシンの破片を回収するため、セッションは2分を残して赤旗中断となったが、再開後はフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が2番手タイムを計測した。しかし、ペレスはフリー走行3回目でギアボックスを交換したため、5グリッド降格のペナルティーにより決勝は7番手スタートになる。

 この結果、予選3位に入ったレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が2番手に昇格し、ロズベルグとフロントローに並ぶこととなった。3番手と4番手には、セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)とキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)のフェラーリ(Ferrari)勢がつけている。

 5番手以降はウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のダニール・クビアト(Daniil Kvyat)、ウィリアムズのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)と続き、ハミルトンの1つ前の9番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がつけた。

  第6戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2016)、第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2016)で連勝したハミルトンは、ドライバーズポイントでトップのロズベルグとの差を9ポイントまで縮めている。(c)AFP