【6月9日 AFP】昨年のUCIロード世界選手権大会(2015 UCI Road World Championships)で優勝したペーター・サガン(Peter Sagan)だが、スロバキア代表として臨むリオデジャネイロ五輪では、ロードレース種目ではなく、マウンテンバイクのクロスカントリー種目に出場する。スロバキア自転車連盟(Slovak Cycling Federation)が発表した。

 26歳のサガンは、キャリア初期にオフロードで輝かしい成績を残しており、2008年のマウンテンバイク世界選手権で、クロスカントリーのジュニア部門を制しているほか、同年のシクロクロス世界選手権のジュニア部門でも2位に入っている。

 連盟の会長は、「ペーターは、クロスカントリー種目への出場権と引き換えに、ロードレースの枠を提供してくれた」と明かした。

「ツール・ド・フランス(2016 Tour de France)の後、われわれは4週間の特訓を予定している」

「彼のことだから、単に五輪に出場するだけでなく、上位の成績を目指すことだろう」

 サガンは、2012年から4大会連続でツール・ド・フランスのマイヨ・ヴェール(ポイント賞)を獲得しており、区間通算4勝に加え、数えきれないほどの2位フィニッシュを経験している。(c)AFP