【5月24日 AFP】マケドニア国境に近いギリシャ・イドメニ(Idomeni)にある移民・難民キャンプで24日早朝、警察による撤去作業が開始された。イドメニの仮設キャンプには現在、8400人の移民・難民が暮らしており、多くは子どもを抱えた家族だ。

 中東やアジア諸国から戦災や迫害、貧困を逃れ、北欧を目指す人々の流入がとどまらぬ中、イドメニのキャンプは、2月にバルカン半島諸国が国境を封鎖し始めてから爆発的に拡大し、ピーク時には1万2000人以上が滞在していた。

 撤去作業には少なくとも700人の警官が投入された。イドメニにいた移民・難民は、ギリシャ国内の他のキャンプや一時収容施設に移送される。(c)AFP