【3月31日 AFP】ギリシャの首都アテネ(Athens)近郊のピレウス(Piraeus)港で30日、海に飛び込む移民の男性の姿が見られた。同港には現在、5500人以上の移民や難民が一時滞在しており、アテネでは同日、国境開放を求める移民らが支援団体と共にデモ行進した。

 ギリシャには現在、約5万3000人の移民や難民が足止めされているが、バルカン諸国が2月末に国境を閉鎖するまで、その数は3万人だった。その一方で、ギリシャ・レスボス(Lesbos)島のミティリニ(Mytilene)港では29日、欧州対外国境管理協力機関(フロンテックス)などに救助された移民や難民が到着している。(c)AFP