【3月28日 AFP】陸上女子三段跳びのガブリエラ・ペトロバ(Gabriela Petrova、ブルガリア)から、禁止薬物に指定されたばかりのメルドニウム(Meldonium)が検出された。同選手のマネジャーが27日、明かした。

 マネジャーはブルガリア国営放送(Bulgarian National Television)に対し、ペトロバが2月6日に行われた「競技外の検査で、メルドニウムの陽性反応を示した」と語った。マネジャーによるとペトロバは、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止薬物に指定する前の2015年にメルドニウムを摂取していたという。

 ペトロバは昨年の欧州室内陸上選手権(2015 European Athletics Indoor Championships)で女子三段跳びの銀メダルを獲得し、国内では最優秀スポーツ選手として表彰された。

 メルドニウムは今年1月1日から禁止薬物のリストに入り、女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、今年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で陽性反応が出たと発表して以来、大きな注目を集めている。

 WADAは24日、これまでに確認されたメルドニウムの陽性反応は123例と発表している。(c)AFP