【3月14日 AFP】ロシアと欧州宇宙機関(ESA)による火星探査共同プロジェクト「エクソマーズ(ExoMars)」のミッション第1弾として14日、無人探査機を搭載したプロトン(Proton)ロケットが、カザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。

 ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)は、グリニッジ標準時(GMT)14日午前9時31分(日本時間同日午後6時31分)に打ち上げが「無事完了した」と発表した。プロトンは7か月をかけて宇宙空間を旅し、10月に火星に到着する予定。

 搭載されている周回機トレース・ガス・オービター(Trace Gas OrbiterTGO)は、火星の大気圏に突入する数日前に着陸探査機スキャパレリ(Schiaparelli)から分離され、火星の写真を撮影する他、メタンを中心に火星の大気の分析などを行う。(c)AFP