【1月24日 AFP】ドミニカ共和国は23日、蚊が媒介するジカウイルスに10人が感染したことを確認したと明らかにした。同ウイルスは、深刻な出生異常との関連が疑われている。

 アルタグラシア・グスマン(ltagracia Guzman)保健相によると、感染が疑われた27人のサンプルを米国の研究所で検査した結果、10人の感染が確認されたという。

 同相は、「この結果を考慮し、ジカウイルスへの感染予防や封じ込めに向け、国中で厳しい対策を取る必要がある」と述べた。

 ジカウイルスは、新生児の出生異常、脳や頭蓋の発育が悪く通常よりも頭部が小さい小頭症との関連が疑われているほか、感染すると流産する確率が高いという。

 ジカウイルスの封じ込め対策として、蚊の発生場所になる可能性のある水たまりをなくすなど、蚊の撲滅を強化する対策などが提案されている。(c)AFP