メッツのテハダ、アトリーの危険なプレーで右脚腓骨を骨折
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【10月11日 AFP】15MLBは10日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)の遊撃手ルーベン・テハダ(Ruben Tejada)が、二塁ベースにスライディングを仕掛けたロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のチェイス・アトリー(Chase Utley)と接触し、右脚腓骨を骨折した。
試合はドジャースが5-2でメッツに勝利し、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻している。
7回に4得点を挙げて逆転勝利を収めたドジャースだったが、この回にアトリーが仕掛けた二塁ベースへのスライディングが物議を醸している。
問題の場面は、ドジャースが1-2のビハインドで迎えた7回に起きた。
ドジャースは代打のアトリーが右翼方向に安打を放つと、四球で出塁していたエンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)は三塁に進んだ。
そして続くハウイー・ケンドリック(Howie Kendrick)は二塁ゴロに倒れたものの、野選で三塁走者のヘルナンデスが生還し、ドジャースが2-2の同点に追いついた。
しかし、このプレーで併殺を阻止しようとしたアトリーは、一塁に向かって送球体勢に入っていたテハダに対してスライディングを仕掛けると、接触したテハダは宙を舞った。
このプレーでテハダは右脚腓骨を骨折し、アトリーはテレビのリプレー映像をみる限りでは二塁ベースに触れてはいなかったものの、ビデオ判定の末にセーフとなった。
ドジャースはその後、エイドリアン・ゴンザレス(Adrian Gonzalez)が2点適時二塁打を放ち、これが決勝打になった。
ゴンザレスは試合後、テハダを負傷させたアトリーのプレーについて言及し、「(アトリーは)併殺を崩そうとしたんだ」と語った。
「最終的には(審判団が)リプレー映像を確認した上で、(アトリーがセーフという)判定が下されたんだ」
(c)AFP