【10月9日 AFP】アフリカ東部エチオピアでは、雨不足とエルニーニョ(El Nino)現象の影響で食料援助を必要とする人が急増しており、その数は現在約750万人に達していることが分かった。複数の援助関係者が今月2日に明らかにした。

 国連(UN)は今年8月の時点で、食料不足に苦しむ人の数は450万人と発表していた。しかしその数はこれまでに2倍近くに増加。国連人道問題調整事務所(UN Office for the Coordination of Humanitarian AffairsOCHA)は報告書で、対応に乗り出さなければ、来年には戦乱にあえぐシリアより多い約1500万人に食料援助が必要になると警鐘を鳴らしている。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)も、30万人以上の子どもたちが重度の栄養不良に陥っていると警告している。(c)AFP