【10月2日 AFP】アフリカ・ジンバブエで、ラジオ局の放送塔がヒヒの集団に襲われ、放送が一時中断する騒ぎがあった。ヒヒたちがケーブル類をかじったためという。国営日刊紙クロニクル(Chronicle)が1日、報じた。

 報道によると、立ち上げ間もないラジオ局YA FMの番組が30日朝に突然中断したため、原因調査のため技術者が緊急派遣された。同局の社長は「最初は定時停電のせいだと思ったが、照明は消えていないことに気がついた」とクロニクル紙に語っている。

「調査の結果、山間地にある放送塔がヒヒの餌食となっていたことが分かった。ケーブルに食いついたヒヒが5匹以上いたとの報告を受けている」(同社長)

 放送は1時間後に再開した。この放送中断により同局は広告収入1200ドル(約14万円)相当の損害を被ったという。(c)AFP