【9月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のグループGでは29日、リーグ戦で不本意な結果が続くチェルシー(Chelsea)が、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の古巣FCポルト(FC Porto)と対戦する。

 チェルシーは、グループステージ初戦でマッカビ・テルアビブFC(Maccabi Tel-Aviv)に4-0で快勝し、このまま2連勝を飾りたいと意気込んでいるものの、先週末のリーグ戦で見せたようなプレーは許されないだろう。

 26日にニューカッスル(Newcastle United)と対戦したチェルシーは、2点のビハインドを背負う中で、ラミレス(Ramires Santos do Nascimento)とウィリアン(Willian Borges da Silva)のブラジル勢が得点したものの、ドローに持ち込むのが精いっぱいだった。

 敵地セント・ジェームズ・パーク(St James Park)での前半戦について、モウリーニョ監督は、自身の指揮下ではこれまでで最低のパフォーマンスだったと振り返っており、「個人技があまりにひどい場合、チームがチームとして成立することは不可能だ」と辛口のコメントをしていた。

 プレミアリーグ開幕後の7試合で、わずか2勝しか挙げられていないチェルシーだが、指揮官の古巣で行われる試合は、チームにとって良い刺激になるかもしれない。

 2003-04シーズンの決勝でASモナコ(AS Monaco)を下し、FCポルトをチャンピオンズリーグ制覇に導いたモウリーニョ監督だが、ポルト(Porto)に戻るのはこれが初めてではない。

 FCポルトを優勝に導いた直後、チェルシーに引き抜かれたモウリーニョ監督は、2004-05シーズンのグループステージで、主将のジョン・テリー(John Terry)を引き連れて早くも古巣と対戦し、1-2で敗北を喫した経験がある。

 しかし2007年には、敵地エスタディオ・ド・ドラゴン(Estadio do Dragao)でアンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)がアウェーゴールを決めると、本拠地での第2戦に2-1で勝利し、合計3-2でFCポルトを破った。